ツアー・ステーション代表の加藤広明です。

ドナウ河への添乗はもう何百日出かけただろう・・・行けば行くほど実に奥が深いと実感します。

ドイツの黒い森に端を発してドイツ、オーストリア、スロバキア、ハンガリー、スロベニア、セルビア、ブルガリア、ルーマニアの8ヵ国を流れ黒海へと注ぎ込む全長2,450kmの大河。文化、歴史、音楽など皆様それぞれの感心事は違うが、ドナウ河は全て飲み込み満足させてくれます。

今年はベートーヴェン生誕250年という事もあり、クラシックの同好会の皆様向けにドナウ河リバークルーズをプロデュース。 過日、2回に分け説明会を開催いしました。

修道院、宮殿、楽友会協会ブラームスの間など、文化的で極めて価値の高い場所でのコンサート、又ザルツブルクやウィーンフィルハーモニー管弦楽団のカルテットがクルーズ船までお越し頂き、居心地の良い我が船のラウンジで名曲の数々を奏でてくれる。
勿論、毎回の私の真骨頂「世界ふれあい街歩き観光」は、ハプスブルク家中興の祖「マリアテレジアの足跡」をぶらぶら散策しながら訪ね歩き、歴史と文化も説き明かします。

広いヨーロッパを旅するには荷造り、荷解きなく、船内レストランで各寄港国の土地の産物である食やワインに舌鼓を打ち、ラウンジで移ろいゆく風景をゆったり楽しむ…。まだヨーロッパ旅行でリバークルーズを選択肢に入れる方は少数派ですが、此れからはリバークルーズの時代!

最も重要な事は約80社もあるリバークルーズ会社、約400隻もあるリバークルーズ船の中からどのリバークルーズ会社、どのリバークルーズ船を選ぶか…。

船内に中国系が多い船から欧米系が多い船、最初に8日間の冷凍食材を積み込む会社もあれば、寄港地毎に新鮮な食材を積み込む会社まで、実に千差万別。残念ながら旅行会社パンフレットにもクルーズ雑誌にもここらあたりの「最も大切な真実」は書かれていません。

長い月日をかけて実際に様々なリバークルーズ会社の様々な船に乗船経験がない限りはいくらAIが発達しても此れだけは解らない。リバークルーズ乗船経験豊富な旅行会社はそんなに多くはないと・・・。