スロバキア・ブラチスラバ編

ツアー・ステーション代表の加藤広明です。

ブダペストからウィーンを経由してドイツパッサウへと至る「皇帝と王たちの道」と呼ばれる、歴史的なルートを航行するリバークルーズの王道コースの4日目の寄港地は、スロバキアのブラチスラバ。

私は1966年生まれですが、私より先の時代の方々は「チェコスロバキア」と習った記憶かと。また、バルカン半島などもルーマニア、スロバキア、ブルガリア、セルビア等も「ユーゴスラビア」と習ったかもしれませんね。

ブラチスラバ城

スロバキアの首都ブラチスラバを歩いてみた―
ここにあるブラチスラバ城は、ハプスブルク最後の君主マリアテレジアの居城でもありました。

16世紀トルコ軍がハンガリーに攻め入ります。この時ハンガリー王国は先程までいたブタペストから、一旦このブラチスラバまで引き下がります。
城の四隅に塔が立っており、その4つの塔をテーブルの脚に見立てて「ひっくり返したテーブル」との愛称を持ちますが、当時は四隅の塔からオスマン帝国に睨みを利かせていたことを物語っています。

歴代のハンガリー国王や王妃の戴冠式のために、マリアテレジアが街中を通ったルートの石畳に王冠が埋め込まれており、マリアテレジアの足跡を辿りながら当時に思いを馳せることもできます。

また、今回のクルーズはクリスマスマーケット巡りもテーマのひとつ。
有名なニュルンベルクやウィーンなどの大きなマーケットと比較すると、ブラチスラバのマーケットは少し規模は小さいが、「クリッペ」(イエス生誕シーン)などがちゃんと子供たちに解かるように作られており、且つあまりコマーシャライズされてなくお客様にもご好評!

さて船に戻ると、今夜はディナー後にブラチスラバのアドヴェント聖歌隊の方々が乗り込んできてくださり、スロバキアの民族の歴史と平和の尊さを若い方が語りながらX’masソングを披露いただいた。
こんなひと時を提供してくれるとは、流石VIKINGならではのプロデュースです。

これ等ひとつひとつの出来事や体験は、パンフレットやテレビだけ見ていても解らないですね。